2018年9月吉日
一般社団法人気仙沼青年会議所
2018年度(第50代)理事長 尾形 長治

気仙沼青年会議所 50周年記念Visionについて

Vision策定背景

青年会議所は「明るい豊かな社会の実現」という大きな目的に向かって運動を展開しており、我々気仙沼青年会議所も「明るい豊かな社会」「明るい豊かな気仙沼」の実現に向けて運動を展開してきました。そして、この度2018年度に気仙沼青年会議所は創立50周年の節目を迎えることができました。この機会に、組織が50年の長きに亘り存在し続けてきた理由を紐解くと同時に、これからも組織がまちに必要とされ、存続し続けられるよう方向性を定めることが、組織にとって前向きな影響を起こすと考えます。また、1年ごとに組織に個性ある方針があり、その時々の課題の解決にタイムリーに取り組める青年会議所のメリットである単年度制ですが、まちに良い影響を与える継続した運動を起こすことが難しいというデメリットも存在しています。「明るい豊かな社会の実現」はいわば長期Visionであり、毎年の理事長所信は短期Visionとも言えます。組織が単年度制のメリットを活かしつつ、継続した方向性の運動を積み重ね、短期Visionが長期Visionへと繋がるように中期Visionを策定することが肝要であると考え、気仙沼青年会議所の中期Visionとして50周年記念Vision並びに3つの運動指針を策定する運びになりました。

Visionの目的
  • 明るい豊かな社会の実現という長期ビジョンの指標とするため
  • 気仙沼JCのさらなる運動発展のため
Visionの意義

今現在、未来に対して明るい希望を持っている人はそう多くはないのではないでしょうか。人口減少や高齢化にはじまり、我々を取り巻く様々な環境の変化は速まり、先行きの読めない時代へと突入しています。このような時代においても青年会議所は未来を切り拓かねばなりません。誰も経験したことがないような時代だからこそ、青年が何事にも積極果敢に挑戦し、市民の意識と行動を変え、主体的に行動する「ひと」が創り出す、誰もが希望と笑顔に溢れるまちの未来を目指します。

気仙沼青年会議所 50周年記念Vision

『挑戦する「ひと」が創る 夢溢れ誇れるまちの実現』

気仙沼JC運動指針

1. 市民が主体的にまちづくりに取り組むまちの創造

このまちを明るく豊かなまちにするためには、まちづくりを行政などの一つの団体に任せるだけではなく、市民一人ひとりが主体的にまちづくりに取り組んでいくことが重要です。我々JCは市民の意識を変革させる団体として、我々自身が率先して行動を起こし、困難に挑戦してく姿を見せ、自分たちのまちは自分たちで創ることを実践することで、市民が主体的にまちづくりに取り組む機運を高め、活力ある市民によるまちづくりを創造します。

2. 子供たちが夢や希望をもてるまちの創造

夢は思考や行動における原動力となるもので、人は夢に向かうとき情熱をもって進んでいくことができます。今を生きる子供たちが夢や希望を抱くことができなければ、このまちの未来は明るいものにはなりません。我々が責任世代として未来をより良いものにするためにも、事業や例会など我々の運動を通して、子供たちに夢をもつことの大切さを伝える機会を創出し、次代を担う子供たちが夢や希望をもてるまちを創造します。

3. まちに必要とされる魅力ある気仙沼青年会議所の創造

我々気仙沼青年会議所は50周年の長きに亘り「明るい豊かな社会の実現」という壮大な目的をもって運動を展開してきました。それはこれからも変わることのない目的であり、脈々と受け継がれてきた歴史と良き伝統を守り運動を展開していきます。そして、これからの地域における課題を見抜く力と解決する行動力を育み、利他の心をもって運動を展開し、地域から頼られる存在を目指すとともに、自らを律し、自覚と責任をもって、人としても経済人としても地域を牽引するリーダーへと成長できる団体として憧れる存在を目指し、真にまちから必要とされる魅力ある気仙沼青年会議所を創造します。